家づくりへのこだわり
解体現場から見たシロアリ被害①
(シロアリ被害の写真)
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新しい家を建てるために自分の知識や経験不足を素直に認めて、それぞれの専門家の先生から貴重な経験や知識を得る努力は「いい家」を造る大切なことだと考えています。
『いい家が欲しい』という本や国産木造住宅を薦める本には、住宅を長持ちさせるには構造木材の乾燥が不可欠で、その為には「床下・壁の内部」に常に通気がされていて、雨漏れや
壁体内結露を防ぐ必要性が書かれています。
雨漏りは、発見できれば対策を打てるが、見えない構造体内部の結露はわかったときには
「木材はすでに腐っている」との様な書き方もある。
高断熱・高気密の断熱材そのものの優劣を訴求する目的なのかもしれないが、本当に住宅の長寿命化を求めるのなら、そんなことよりもっと心配な『シロアリ』被害をどのように防ぐか、
そして万が一被害に遭遇したら「いかに対処するか」を考えて対応策を練ることのほうが先だと思います。
25年以上たって建て替えるとき、その解体する家から貴重な勉強が出来るのです。
私も時々、解体する現場に立ち会うと、半分近くの住宅で「シロアリの食害」が発見できる。
風呂場周辺は昔の現場作りの浴槽のためか「木材の腐食・シロアリの食害」が見られるが
不思議だったのは、水分のないはずの「玄関の上がり框」の下でシロアリ被害が多いことだったのです。
そんな疑問を持っていたときに、当社で建てられたお客様からシロアリ被害調査の依頼があり専門家の立会いとともに貴重なご意見を頂戴することが出来ました。
目には見えない壁の内部で進行しているシロアリの食害は、放置していると大きくない地震で家が崩壊する危険があるのです。
これらの意見を参考によりシロアリに対して少しでも安全な家造りの工夫をご紹介したいと思います。
ただいま工事中


内部の水発砲断熱材とあわせて「外断熱」工事も完了です。
断熱と気密がしっかりとしていれば、暑いときも寒い季節も過剰な冷暖房に頼る必要がなくなります。
この断熱気密性能は「冷暖房費」や家族の健康にとってその家が存在する限り続くことになります。
そして家の中の現在の状況を見てみると、玄関の壁に大量の電線がまとまっています。
住まいは今、大量の電気配線でくるまれている・・・・・「電磁波の鳥かご」が家なのです。
しかし、電気配線は生活するうえで欠かすことは出来ません。
かといって、何もしないでいれば「電磁波過敏症」になる恐れがあるのです。
そこで・・・・・アースをとる、その作業が新築時に必要になるわけです。
「家族の健康と生命・財産を守る」
これは、家を造るに当たってこそ、取り組む必要があると思いませんか。
それが他人から「健康オタク」と仮に呼ばれようとも、良いではありませんか。
家族を守るのは、それを言っている人ではありません。
家造りの主役「あなた」しかいないのです。
打ち継ぎのない基礎が次々と・・・



前回のうち継ぎのない基礎の現場は、日高市の閑静な土地でした。
今回始まっているのは、川越市の中心街、駅にとても近い現場です。
基礎の高さが高いだけでなく、その家の構造解析で中心部の基礎が一段と広くなっているのがわかると思います。
今では見えなくなってしまったその部分の鉄筋量も大変なものです。
構造計算をしなければ「他の部分と同じ基礎が作られている」ことは間違いありません。
間取りが少し違っただけで、基礎の構造から、木材など構造材まで大きく変えなければならなくなるのです。
価格を安く収めるなら、無理な間取りをやめて、基本グリッドの中で家を造る事が必要です。
家の価格には、それなりに「理由」があると思うのですが・・・
道路条件や周辺環境は、建築原価にストレートに影響することもお忘れなく。
型枠をはずしました。
寿命の長い家造りの基本、それは時代の変化に耐えられる基礎からと考え取り組みをはじめて
やっとその基礎が型枠の中から姿を現しました、
床下にもぐって点検が容易に出来る空間は、そのまま木材を地面より離すことになります。
湿気の影響も受けず木材そのものが長持ちします。
床下にもぐることが容易ですから、設備や配管の交換も簡単です。
シロアリ対策には万全の方法というものはないといいます。
一番大事なことは、定期的に点検し万が一シロアリ被害が発生しても速やかに駆除できる仕組みを持つことだといいます。
その意味でも、床下空間に気楽にもぐることが出来る必要があるわけです。
肝心のコンクリートも外部の酸性雨やCO2から外断熱材で守るとともに、継ぎ目のない基礎は
今までの基礎は「継ぎ目があるのが当たり前」という常識を覆すことになるのです。
コンクリート打設です。
お天気に恵まれ順調に基礎工事が進みました。
今日は、型枠の中にコンクリートを流し込み継ぎ目のない一体型の基礎にする作業が終わりました。
基礎型枠の設置
やっと型枠が設置できました。外周部には基礎断熱材、鉄筋の上には床暖房用の温水パイプがあります。
内部の型枠の下を見ると鋼製型枠が浮いて取り付けられている様子がわかると思います。
コンクリートを一体に打設するのに欠かすことの出来ない仕組みです。
隣家と比べてみると型枠の高さがわかりますね。
寿命の長い家・・・基礎工事進行中
雨の影響で基礎工事は遅れがちです。
二百年住宅にふさわしい基礎を造る試みは、そんな中でも着々と進んでいます。
鉄筋の組み立て、型枠の内側に取りける断熱材が現場に到着しました。
これから、床暖房用の温水パイプの配管をして、内部の型枠を取り付けていきます。
昨日の様子をごらんください。
基礎が変わる
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基礎は一般的に底盤と立ち上がりを別々に、造ります。
この継ぎ目から水の浸水の恐れと、鉄筋の腐食が問題になるのです。
しかも、立ち上がり部分と底盤のコンクリートは一体にならず強度的な問題も気になります。
長寿命の家を本気で造るのなら、家を支える基礎から真剣に検討しなおす必要があると思いませんか。
しかも、生活の変化による設備の交換やシロアリなどの点検も考えると、床下空間は高く取る必要があるのです。
今回作っている基礎の、型枠は一般に比べて倍の高さになっています。
内側に造る型枠を浮かすための専用金具も見えています。
この現場の進捗状況を通じて、新しい基礎の考え方をご紹介していきます。
総ヒノキの家が棟上
最初はツーパイ工法で話が始まり、最終的には土台はヒバ、柱類はヒノキ、梁は米マツで構造を決めた家が上棟になりました。総ヒノキといってもさすがに梁はヒノキとはいきません。
しかし、建坪も六十坪近い家の木造の骨組みは見事なものです。
現場に行くとヒノキ材のなんともいえない良い香りが漂っています。
無垢の木と自然素材・家造りにこだわる!
家を造るのなら「無垢の木と自然素材」を使って建てたいと言う人がいる。一方、都会的ですっきりとした自然素材などの見えない家を望む人もいる。どちらも家づくりの好みを現していて、相反する家のように見えるが実は、意外な事にこの二つの建て方の好みは、お互いに相性がいいのだと感じている。
無垢材とガラスやステンレス、造ってみると意外なほどお洒落なのだ。
木材の使い方や現し方に工夫はいるが、すべてを「無垢材と自然素材」で造るよりもよほどすっきりとする事は間違いない。考えてみれば、ガラスにしてもステンレスにしてもその素材のルーツは自然素材なのだから当然なりかもしれないが・・・
私は、家造りでは妙に自然素材にこだわっていると思われているほうだが、その理由は極めて単純なことなのです。
家は住む人の生命・財産を守り、快適な生活の場を提供する事が最低条件だと思っている。
だから、「国産無垢材の太い柱と梁を使いすべての家で構造計算をして地震に強い家」を求めていくことになる。
地震に強いだけでは、寿命の長い家は出来ないから、柱や梁が見える真壁構造にして、内部の間仕切りや設備類は家族の変化に合わせて、容易に変更できる仕組みを造る努力をしたいと思う。
快適な生活に欠かせない「冬は暖かくて、夏には涼しい家」を追求すると結果的に「高断熱・高気密」住宅は最低の条件となってくるし、昨今の異常なほど暑くなった夏の対策に欠かせなくなってきたのが「屋根、壁、窓」の「遮熱対策」
すべての家で、この遮熱工事をすれば夏だけでなく冬場の冷暖房に必要な光熱費はかなり低減できると思っている。
そして住いの内装材などには塩ビ製品は使わずに自然素材で仕上げる。
珪藻土や漆喰に代表される自然素材はかなり出回ってきているわけだから、なにもビニールクロスのようなお手軽だけど
健康に害を及ぼす恐れのある材料を使う必要は無いはず。
選択肢は難しくは無いと思う。
造る側が簡単に言うと「危ないものは使わない」たったこれだけを頑固に守って施主にお勧めすればよい。
書き始めるときりがないが、このような家造りはハウスメーカーやローコストビルダー、建売・不動産業者には無理な事は言うまでも無い。
そのわけは、収益が先行するかどうかもあるが、最大の違いがあるからだ。
それは、「家造りが好きかそれとも仕事だからなのか」その違いだと思う。
「あなたに頼みたい」と言ってもらうには?
あなたの家造りの「こだわり」はどこにありますか。そしてそれは正しく顧客に伝わっているでしょうか。
「え? そんなこと考えたこともない」と言われるかもしれません。
しかし、家造りを勉強している顧客は、少なくとも「高断熱・高気密」「健康住宅」「自然素材の家」などは最低の条件だと考えています。顧客が得る情報の多くにそのことが書かれているからです。もちろん、そんなことには全く関心を持たない顧客もいます。
さまざまな顧客がいる中で、そのすべてにあわせて家を造っていくことは不可能。
こだわりの健康住宅を造っている会社が、予算に合わせた家造り「病気になる家」を造ることができるでしょうか。大きな会社なら、グレードによって家造りの考え方を根本的に変えて商品化することもあります。しかし、商品としての家造りをしていない工務店が同じようなことをするのは、決して良い選択だとはどうしても思えないのです。
顧客に選んでもらうには「家造りに対するこだわり」を伝えなければならないのです。
ところが、会社の規模が大きくなればなるほど、そんな贅沢なことを言っていられなくなります。「売れるのなら、どんな顧客の注文にも合わせていく」姿勢にならざるを得ないからです。とても、こだわってなどいられません。ここは、セールスマンのマンパワーやテクニック、そして値引きが横行する住宅市場といってもよいでしょう。
あなたは、そんな世界に入って仕事をしたいと思うでしょうか。
そして、今後もやっていけると思うでしょうか。
売り込まなくとも顧客の方から「お宅で頼みたい」と言ってもらえる。こだわりの家を造り、費用をかけずに顧客に「知ってもらう」ことに全力を尽くしてみる、それがこれからの工務店の姿だと考えます。
あなたの会社のテーマを一言で表す。
家を建てるとき、構造や工法からはじまり、断熱や気密はどうする、設備と内外装の仕上げは何を選択するのかまで、決めなければならないことが山ほどあります。 だからこそ、顧客にわかりやすく選択基準を伝えてあげる必要があるのです。
会社が提案する「テーマ」とそのための「尺度」がわかれば、顧客は迷わずに安心して依頼先を選ぶことが可能になります。
私(我が社)は、 「環境」と住む人の「健康に配慮」した 「百年住宅」を造る
漠然としたテーマの「いい家」ではなく、これを「環境」と住む人の「健康に配慮」した「百年住宅」を造るとしてみると、昔ながらの日本の家づくりの原点に戻っているように思います。 この知恵に先進の技術や住み心地の良いデザインを加えていけば、長寿命で快適な本物の住宅ができるはず。整理すると以下のようになります。
- 国産材の太い柱と梁で造る百年もの寿命がある家は環境にやさしい
- 三十年で建て替える家と百年使える家とどちらが環境にやさしいか
- 健康は自然素材をふんだんに使った家造りをすれば守れる
- 「高断熱・高気密」は省エネになり、住み心地に大きな影響を与える
- 床下や小屋裏は点検が容易にでき、配管設備の交換も容易
- 間取りの変更も自在に出来るスケルトン・インフィルの構造
- 巨大地震に耐える丈夫な構造 ・邸別構造計算
理想はわかるけれど、そこまでやるとなると、「住宅価格は手が届かなくなるほど高くなるのではないのか」とか、「顧客が理解できるか」と思われることだと思います。 確かにその心配はあるのです。
だからこそ、構造部材の工夫や絞り込みと顧客への的確なコミュニケーションが必要になります。その鍵を握っているのが、木材産地と消費地との連携です。
産地が解決すれば、あとはより良い方法の絞込みによって、ありそうでなかった「都市型民家」「大断面」「国産無垢材」「金物工法」「真壁工法」の家造りが可能になります。
そして百年もつ構造のためには、必要なときに簡単に点検、交換できる仕組みが最初から計画されていなければなりません。
高温多湿の日本にあって、耐久性能を長期間維持するには、この国の風土で育った「国産材」を使い、大きな柱や大きな梁が見える「真壁構造」を採用して、床下や天井裏を「点検・交換が容易にできる構造」にしておくことが必要。このような家造りは何も新しいわけではなく、昔から日本ではあたりまえの家造りだったのです。
温故知新の家造り
しかし、今は三十年もしないで家が建て替えられている現実があります。あらためて何が原因で日本の家の寿命がこんなにも短くなってしまったのか考えなければなりません。
それとあわせて、家そのものが原因で病気を招いてしまっている現実も直視する必要があります。 昔がすべて良かったとは言えませんが、昔の家造りのよいところを学び、これからの家造りに生かしていく知恵が必要です。
「一番参考にしたいな」と思うのが、伝統的な民家です。この民家には、家を長持ちさせ健康的な生活を送るためのさまざまなヒントが秘められています。 当然のことですが、これらの民家は、贅沢になってしまった木や自然素材をふんだんに使って建てられています。
高価な銘木を使っているわけではない。 構造材は地元の杉や松など、その他の建材は石・土・藁など。ここには建築材料の複雑な流通経路は存在していません。 これらは天然の素材で、適度な調湿能力は、室内環境をいつも新鮮に保つ能力を持ち、高温多湿な自然から私たちを守ってくれていました。自然と共生する家造りは、私たち祖先の長年の間に蓄えられてきた知恵だったのです。
しかし、このように自然に向かって開かれていた昔の家に対して、今の家造りは、閉ざされたものになっています。 どちらが優れているかの問題ではなく、昔の家造りの良いところを生かし、現代の優れた技術も充分取り入れて造ることが必要だと思うのです。
そして複雑な流通経路を経ることなく、品質の確かな国産材を木材産地・大規模効率的な製材工場から直接購入するシステムを作ることが重要だと考えます。
建築業者が、顧客からのクレームが怖いため、集成材を「エンジニアリング・ウッド」などと名前をつけて使うことよりも、クレームの少ない本物の国産木材を使えばいいのではないでしょうか。







