大樹の家・・・・日高
二百年住宅「母大樹の家・・日高」 完成・引渡し④
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これまで、多くの打ち合わせを重ね、工事現場はもちろん材木市場や越生の山田建具さんの工場にお邪魔して打ち合わせしてきたことの全てが、完成した建物に集約されています。
柱、梁、建具だけでなくキッチンやユニットバスなどもショールームに行って確認しながら決めてきました。
これらの一つ一つに思い出が・・「家が簡単に完成する」そんな家造りとは反対の住まいが完成です。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」 完成・引渡し③






明るい日差しが差し込むリビングダイニング。
二階にはもう一部屋は楽に作れる階段ホールに本棚が・・・・ここ以外にも本を収納する場所が造られている。
2階の和室はご主人の書斎、作り付けの書院から眺めると窓の外には池が。
本を読むよりも気持ちが良くて寝てしまいそうですね。
家造りの楽しみを満喫して、今度は新しい家での生活をそれこそワクワクする気持ちで
迎えるのが、引渡しのときなのかもしれません。
一週間後の転居に向けて、床暖房のスイッチを入れます。
入居する頃には家中が春の陽気のようになっていることでしょう。
後は深夜電力を使って「省エネ暖房」に切り替えます。
今まで住んでいた家とは比べ物にならない快適な生活のスタートです。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」 完成・引渡し②
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洋間と違って和室には見るべき所も多く、その華やかさのなかに和室の仕事をした大工や建具などの職人の経験と技術がハッキリとあらわれるものです。
その意味では昔も今も、1階の和室を担当するのは棟梁で、2階はそのお弟子さんが担当するのです。
今回は一階と二階に和室があり、その材料は二部屋とも吉野桧の柱だけでなく無垢の秋田杉天井材を使いました。
1階の和室は日光杉の床柱と建具職人が材料を吟味して作ったこだわりの建具が青々とした畳とマッチしています。
その和室に続くリビングの吹き抜けは、桧の大黒柱と桧の梁、ここにもKさん夫婦のこだわりがありありと表れています。
では玄関から順番に見ていきます。
ただし、キッチンやユニットバスなどは完成品ですから映像には取りませんでした。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで⑪屋根・外壁




家の中では大工さんが、和室の造作仕事で匠の技を駆使しています。
一方外部では、一文字瓦の取り付けと外断熱材の上に特殊なメッシュを伏せこみ、その上に仕上げ用の壁の下地をしています。
こうすることによって、最終仕上げとなる「外壁左官」仕上げにありがちなひび割れなどを防止することが可能になるのです。
住宅産業は昔から「クレーム産業」などといわれてきました。
特に、外壁の左官仕上げは構造材や左官仕上げの乾燥・伸縮そして車などの振動でヘアークラックは当然のこと、ぱっかりと外壁が大きく口をあけ雨漏れなどの要因となっています。
これらの事を避けたいのと、施工の合理化・コストダウンを求めて各社ともサイデングによる
外壁仕上げが主流になっています。
でも・・・味気ないと思いませんか。
外断熱材が左官仕上げのモルタル下地代わりになり、構造材料の伸縮を受け止めることで
左官屋さんの仕上げた壁をクラックから守ってくれます。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで⑩遮熱・断熱樹脂サッシ
日々の生活の中で冬場窓周りに結露がありますか。
意外と思うかもしれませんが、住み心地を左右するのは「窓・そう不満は窓にある」のです。
窓は、外部から日差しを取り入れ季節の良いときは開け放って家中に心地よい風を取り入れる、そういった大切な役割がある反面、窓の数が多くなればなるほど、大きな窓になればなるほど、この窓性能が悪いと極めて住み心地を悪くしてしまいます。
たとえば、「アルミサッシでペアガラス」と自慢げに話す建築業者がいまだに存在しています。
「レベル低い・・・」こんなの最低限の条件でしかないはずです。
ではアルミペアガラスは結露しないか?
あなたがこれから家を建てようと考えているのなら、一番最初にやらなければならないことがあります。
それは、今の住いがどんな家であっても、一年を通して生活の中で感じている「不満」を書き留めることです。
その中に、これから造る家のヒントが隠されているはずです。
例えば窓なら、
・窓を閉めているのに、外の埃や隙間風が入ってしまう。
・外の騒音がうるさい、家の中の音がつつ抜けになっている。
・冬になると「サッシ全体が結露でびしょぬれ」カーテンまでぬれてしまうほどで毎日の掃除が大変。
・カビや埃がついて取れない。
など、窓一つにも様々な不満の原因が隠されています。
では、一部メーカーの採用している「木製サッシ・トリプルガラス」は・・・・
冬場はともかく過酷な日本の夏の暑さは防げない。
それに、高いところに取り付けてある窓の全てが仮に内部からメンテナンスできたとしても
2~3年ごとにペンキをすることを考えるとゆうつになりませんか。
昔の家造りは「夏の暑さをいかにしのぐか・・」を考えてつくられてきました。
ところが、最近は「冬の寒さ対策」を考えた高断熱・高気密が主流になっています。
この結果、冬は快適になったけれど、夏は・・・
関東以西の夏の日差しは強烈で、直接日光が当る床面の温度は60℃以上になります。
それに加えて周囲が都市化してきたことや、デザイン上の理由などで軒の出も短く窓の上の庇もなくなっています。
このため夏の強烈な直射日光の影響を昔より一層受けやすくなっているのです。
しかも、南の掃き出し窓の前には、テラスコンクリートやウッドデッキなどが造られています。
これらには、ゆとりある生活を髣髴させるのかもしれませんが、これらに反射した熱を家の中に取り込むマイナス面は理解されていません。
これらの太陽からの熱を防ぐためにはまず最低でも、通常の複層ガラスの約1.3倍の断熱性とあわせて、夏の日射しをカットする性能を併せ持ったサッシを採用することで防ぐことが出来ます。
夏の太陽エネルギーを100%とすると、普通の複層ガラスは室内に64%も入り込むのですが
遮熱高断熱複層ガラスを使うとこれを39%に抑えることが出来ます。
そして、周囲に植栽を植え落葉樹などで夏の強烈な日差しをカットする工夫も生活を快適にするうえでは大切になってきます。
建築的には、軒の出、窓庇、シェード、そして昔ながらの知恵とも言える、すだれや
よしずを外部から下げるといいでしょう。
家の中で使うカーテンやブラインドは日射遮蔽にはあまり役に立ちません。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで⑨内外断熱・屋根遮熱
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内断熱が良いとか、いやいや外断熱が建物に良い、断熱材は●●がなどといった話題を今になっても繰り返している人たちがいる。
ハッキリ言って内断熱も外断熱もそれなりに長所もあれば欠点もあるわけで、自社に都合の良い方向に話を誘導するためのつまらない手段としか思えない。
当社は、基礎にはコリグラスというガラスを発泡させた相当高価な断熱材を当たり前に使う。
これは、価格問題に目をつむれば今のところそれ以上の断熱材を知らないからでもある。
外壁は西ドイツで開発されシロアリ対策がされた『ウッドブリース』を使っている。
外断熱材の場合、通気胴縁を使うことから長い時間がたつと外壁の保持能力に疑問があることと、主に外壁に使う素材が窯業系のサイディングとなってしまう。
私個人は、左官で味わいのある塗り壁を好むのと、アンティークな煉瓦を貼る家造りもしたいため、この外断熱素材に行き着いた。
これもハッキリ言って相当に高価なものです。
この施工は、基本的には大工さんが、施工の段取りによっては時にはサイディング業者が施工する。
ただ、これだけで終わりではない。
当社で建ててくださっているほぼ80%の家は内壁と2階の屋根面に水発泡ウレタンの断熱材を隙間無く吹き付けている。
その屋根面の吹きつけの前に「アルミを貼った遮熱・通気素材」を取り付け屋根の通気と熱を遮熱して建物への負荷を大幅に減らしている。
1階の天井にも水発泡ウレタンを吹いているのは「2階の遮音」のため。
完成してしまったら目には見えなくなるこうした工事こそ、家の快適性を高め建物を長持ちさせ、余分なエネルギーを使わずに冷暖房できる健康な住まいにつながっていく。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで⑧大工仕事
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国産の杉と桧、それも産地や木材の等級・乾燥にもこだわった本物の家造りは、その選んだ柱や梁が完成してから家の中に現れる「真壁工法」で作られます。
こうなると、石膏ボードで壁の中に隠れる家造りと違って、施工中は相当な神経を使いながら工事を進めていかなければなりません。
物をぶつけて大切な柱や梁に傷をつけないように「養生」するのは当然で、大工以外の全ての工事に携わる職人一人一人が、慎重に工事をすることになります。
自分の仕事が全て、見えてしまうそんな家造りは一般木造住宅とは桁違いに材料費も手間もかかるものなのです。
もちろん、積み上げてきた経験や技術が必要であることは言うまでもありません。
そんな職人さんたちにとって、うれしいのは床や外壁に使われている合板です。
足場がしっかりとしているので作業性もよく、壁に合板を貼り、断熱樹脂サッシを取り付けてしまえば、断熱材の取り付けとともに雨や風などの天気に影響されず、冬は暖かく夏は涼しい現場になるのです
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで⑦棟上





1階の柱と梁が取り付けられて二階にも剛床用の合板が貼られていきます。
こうすることで、構造的には「ツーバイフォー」と同じように剛構造になるとともに二階での作業も安全に進めることが出来ます。
あらかじめ柱の部分はプレカットされているのが見えると思います。
ここの部分に柱を差込ながら組み立てていくわけです。
構造用の合板は、一階床・二階床・屋根・そして外壁に使い筋交いとあわせて構造を剛構造にしています。
軸組み構造の木造住宅の良いところとツーバイフォーの良いところを全て取り入れています。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで④基礎とシロアリ対策
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シロアリの実態について、今まで知りえた情報がいかに間違いだったか。
そこでそれからは、*「シロアリはそこにいる」ということを前提にして家造りを考えてきました。
この「日高の家」でも建築している土地の状況は、杉林を伐採した場所である。
だから、当然シロアリが土の下にいると考えて家造りをしていく必要はあるわけです。
鍋のように底と立ち上がりが鉄筋コンクリートとして一体で出来ている継ぎ目の無い基礎。
しかも、住んでいる人が自ら半年に一回は気楽に基礎の内部にもぐって水漏れやシロアリの点検ができる高さ・空間を確保しておく。(将来の設備交換時も役に立つ)
そのうえで、家の中という扱いにしているわけだから、断熱は当然基礎外断熱、それもシロアリ対策がバッチリ施された断熱材を使えばよい。
(実は、90センチ高の基礎断熱材は無いので特注で造ってもらっているのです)
ところで、まずシロアリ対策として「土台と大引き」は桧、これは在来木造住宅も2x6工法の住宅も同じです。
建物の中の立ち上がり部は「青森ヒバの抽出液」を塗布。
そして外部は基礎と地面の周囲にホウ酸系のシロアリ処理剤を土壌処理を目的に注入、そのうえで外周部の立ち上がりも塗布します。
しかし、シロアリのことでともに勉強したように、何よりも大切なことは「定期的な点検」と万が一「発生したときの対処」です。
「詳しくは神谷さんの本をお読みください。」
日高の現場では、基礎完了時に雨が降りました。
継ぎ目のまったく無い基礎は当然のことながら普通なら内部に多くの水が溜まってプール状態になるのですが、シロアリの進入路や湿度の影響を受けずに、工事中の雨の排水や入居後の漏水対策になる排水システムを採用したため、容易に雨水を排出することが出来ました。現在の基礎工事は全てそれを採用しています。
ここで大切なことは、シロアリの侵入を防ぎながら雨の排水対策することです。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで③間違いだらけの白蟻知識
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2階の梁も被害に
*こんなシロアリ対策は効き目がないのに・・・
様々なシロアリ処理、なかにはその効果に疑問が持たれるものも少なくない。
まず前提としてシロアリ処理対策は、こうすれば完全に防げるという方法は無いと覚悟しておく必要があります。
白蟻業者の誘導などで得た間違えた知識や(HPにたくさんある)それによる「思い込みと過信が最も危ない!」と知ることです。
*神谷忠弘著「床下」が危ない!㈱エクスナレッジより
例えば
・薬剤注入土台・・・あらかじめ薬剤が芯まで注入してあるもので、それ自体は食べられない。しかし、一部のシロアリが死亡しながらもとうとう蟻道ができ、後から来る シロアリは薬剤に影響されることなく、他の木材に達してしまう。
・炭・・・・・・・・・・・・・・シロアリは特に炭を嫌わないし、食べることもある。
もちろん炭だけでは生きていけない。炭の裏側に木があればよい。
・床下調湿材・・・・・・シロアリはこれを嫌わない。それがすぐ近くにあっても、裸のシロアリなら別だがシロアリの体液を吸い取るなどと言うことはありえない。
・銅板・・・・・・・・・・・・銅板によって木材が密閉された事により、銅板部分で巻かれた所だけが被害にあう。銅そのものにシロアリの忌避作用や殺蟻作用は無い。
・乾燥した床下でもシロアリは活動する・・・・・木材の含水率とヤマトシロアリの被害は特に関係は無い。
「15%以下の木材にはシロアリは生息できない」と言う主張をよく耳にするが、木に穴をあけて、その中に集団として機能していないバラバラのシロ アリを入れて実験すれば当然生きてはいけない。しかし、地下や水源と連絡しながら侵入するシロアリにとって、含水率などほとんど意味のないことである。
同様に「イエシロアリは水をはこんで木を湿らせて食べる」と言うのも正しくない。
湿り気に関係なく直接、木をかじっているのであって、いちいち水で濡らしているわけでもない。
・温度とシロアリ・・・・シロアリの生息条件としては、水よりもむしろ温度条件のほうが重要でさえある。
ヤマトシロアリは特に、冬場の高温部分に敏感で、南側のコンクリートで出来た土間の下や温水器、風呂場周囲に被害が出やすい。
*樹種とシロアリ・・(これは誤解も多く大切な部分)少し長くなるが引用させていただく。
結論から言えば、シロアリに木に好みがあるかといえば当然あると言える。
しかし、被害を受けない木はあるかといえば、それはありえない。
抗蟻性が一番大きいとされるのは、ヒバでヒノキやスギは「中」マッなどが「小」となっている。
ある人が店舗を新築するのに、すべての構造用木材にヒバを使用したが見事にヤマトシロアリの餌食になってしまった。
特に土間近くはまったく形すらない状態で、「食われなかったはずなのに」と彼は落胆していた。
つまり、シロアリはヒバしかなければヒバを食べるのである。
また、現場によってはマツよりもヒノキやスギの被害が大きかったりもする。
*シロアリは、下等な生き物で触れたものをかじる。
あらかじめ、うまいとか、まずいとかと言った味覚で木材を選ぶのでもないし、マツのほうに引き寄せられるのでもない。
最近ではヒノキの被害についてはかなりハッキリしてきているが、問題はヒバや豪州ヒノキである。
特にヒバは「毒性のあるヒノキチオールが含まれるから」と言う理屈と裸のシロアリを使った無理な試験によってシロアリに強いと言う神話が維持されている。
シロアリの巣の上に種類の異なる小さな木片を並べて、シロアリに「さあどれがいいですか、選んでください」というような試験をすれば、木材により被害に偏りが出るのは当たり前だ。
(けっこうこのような試験の映像を元にホームページで紹介される事が多い)
しかし、実際の家屋では、シロアリは侵入に際して木材を選べないのである。
だからCCAの加圧注入土台ですら、かじりながら侵入するのである。
そして、かじったシロアリはやがて体に異常をきたして死亡するが、後からやってきたシロアリは、そこを通過して他の木材に被害を与えるのである。
CCAですら、そういうことなのに、ましてヒノキチオールで侵入を阻止できるはずがない。
ようするに食べられない樹種などありえない。
同じ木材でも、「材の周辺部は食べられるが芯の部分は食べられない」と言われるが、芯しかなければ芯を食べる。
普通は芯以外の柔らかい部分がくっついているから芯が残されるのだ。
このように、私たちの今までの常識とは異なっている。
固体としてのシロアリに様々な試験をしてその結果を私たちに信じさせてきたともいえる。
シロアリは群生して行動すると言う当たり前の事がまったく無視されていたのです。
いかがでしたか。
シロアリの知識や常識が結構違っていたな・・・と感じた人も多いのではないでしょうか。
古い家を壊す現場に立ち会うときや「再生住宅」として古い家屋の大改修をするときに
シロアリ被害の実態に遭遇して「こんな場所まで食べている・なぜ水も無いのに」などと
驚くことがあります。
何よりも大切なことは、これらの知識を得て間違えた対策やシロアリ処理について過信に陥ることの無いようにすることです。
そして、いつでも気楽に床下を点検できる基礎にしなければなりません。
*「シロアリはそこに存在している」
これが現実だと受け止めて初めて有効な対策がうてるのです。
*神谷さんは愛知県で岡崎シロアリ技研を開業している。
当社でもシロアリの被害にあったときに愛知県からわざわざ指導に来ていただいている。
基本姿勢は「薬剤に頼らないシロアリ対策」である。
二百年住宅「母大樹の家・・日高」の完成まで②継ぎ目の無い基礎
基礎内部は家の「外」それとも「中」あなたはどちらだと思いますか?
おそらく、建築業者も家を建てる人もこんなことで悩むことなど無いのかもしれません。
なぜなら、基礎は木材の腐りや白蟻を防止する意味でも通気を取るのが当たり前、そんな家造りが圧倒的(90%以上?)に多いからです。
だったら、その当たり前でいいのではないのか・・・そうですよね、なにもそんなことにこだわる必要は無い!
でも、待ってください。
確かにチョット考えるとたいした事では無いように見えるのですが、実はここにこそ家づくりの根本的な相違が表れているのです。
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「家の中と考える」
家の中と考えるのなら、シロアリ処理剤や薬剤を加圧注入した木材はとってもあぶなくて使えませんね。
そうなると長期にわたっての白蟻対策を薬剤などに頼らずにする必要があります。
なぜならば、現在の家造りとはまさしく白蟻さんがたくさんいるところに家を建てているのだという現実があるからなのです。
基礎の内部に、白蟻の進入経路を無くす工夫も必要になるでしょう
「基礎に継ぎ目があってはならない」これは最低限の条件ですね。
そして簡単に誰でもが基礎の内部「床下」を点検できる仕組みが必要になってきます。
あわせて木材の腐朽を防止する方法も確立されていなければならなくなるのです。
「基礎の中は外とする」
高断熱・高気密住宅の家では基礎内部を家の外と考えて、床下換気をするのなら最低限全ての壁の内部をどのように扱うのか考える必要があります。
昔の(今でも?)家造りなら構造材を腐らせないために床下と小屋裏空間を使って通気を積極的に取ることで木材の腐朽を防止する工夫がされていました。
だから、夏は家の中がとても暑く冬は絶えられないほどの寒さになっていたわけですが・・・
こうしてその家に住む人よりも、木材の腐朽対策が優先されていたにもかかわらず
たった「25年で壊されていた」のが現実です。
その家の構造材は腐って使えないか・・・とんでもない、風呂場などの水周りはともかくそれ以外は建築当時のままです。
それはそうでしょう、住む人よりも構造を腐らせないことを優先した家造りですから、腐るわけが無いのです。
それにもかかわらず、解体して建て替えする。
なぜ・・・・・
寒くて、暑くて住みにくい、使いにくいからではありませんか。
としたら、折角の通気が寿命の短い家造りの原因だったということになります。
依頼する側も、建築業者もとっても大切なそのことに気がついて家を造っているでしょうか。
残念ですが・・・・
家造りを検討するなら、このことに対して建築業者の考え方を聞いてみるといいと思います。
特に鉄骨や木造構造なら壁で囲まれている木材内部の「きままな通気」をどのように考えるのか、明確な答えが聞きたいものです。
外壁側と床下に断熱や気密の工事を施しても、内部の壁から天井まで「煙突状態」とするのなら(構造材の乾燥を目的とするなら・・・)家の中と壁の内部に著しい温度差が発生する事になります。
内部の壁には断熱材は入っていますか、入ってはいないはずですね。
だから外周部や床下、天井裏に入れた折角の断熱材などまったく役に立ちません。
外壁に面した部分よりも、内部の壁の周囲や押入れの中は結露で悩む事になりますね。
それを防止するため押入れに「桐材」を使う・・・本末転倒の対処療法ではありませんか?
しかも、シロアリ処理剤などの薬剤が家中に蔓延する恐れさえあるわけです。
「基礎の換気」なんとも思っていなかったこの小さな選択は、そのまま家全体の造り方やものの考え方に影響する事になります。
参考までに
私は、基礎の換気口は造らず、基礎や屋根裏は家の中と考えて造ります。
当然、基礎の内部にはシロアリ処理はしなくても済むようにしますが、だからといって
ただ、シロアリに強いと言われる木材を使えば安心だ(実は炭やヒバ油などは意外なことに効果がありません)・・・・などとは考えていません。
私たちが知りえる情報として、シロアリの生態に関する常識や定説にはどんな問題が潜んでいるのでしょうか?
まもなく完成・・日高の家ができるまで「木材市場」
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今月に完成する「二百年住宅・・日高の家」のこれまでを振り返ってみたいと思います。
国産の杉と桧の太い柱と梁を特注でオーダーし造る住まい・・・ここには六本の八寸角桧の大黒柱と特注の桧の梁を使っています。
まずは、お客様夫婦と一緒に普通は入ることのできない「木材市場」に特別に参加しました。
和室に使うお化粧の柱を選び、あわせて八寸桧の大黒柱、それもほとんど節のない木材を実際に見てもらい注文を前もってします。
これだけ太い柱は、事前に創ることはまず無いので、特注になるのはしかたがありません。
普通の家は工場のプレカットで刻まれますが、これは大工による手刻みとなります。
そうそう、あわせて和室の天井には秋田杉の無垢材を使うためこれも事前にオーダー、床の間の柱には「日光杉」そして書斎などのカウンターに使う無垢の板などなど、それこそ築地市場に出かけて特別に良い魚を買うように、木材市場で買い物を楽しみます。
*木材市場は限られた業者だけが入ることができる場所です。
ここでは、当社の社員のふりをしてお客様自らが私たちと打ち合わせたうえで、素材を選び価格交渉をまとめていきます。
ということは、全てお客様が市場価格で木材などを購入していることになります。
建築の「原価」を知りながら家造りに自ら参加する・・・透明な家造りの始まりです。
まもなく完成です!


昨年末には無かった太陽光発電が屋根に設置されていました。
内部は戦場のように・・・・壁や天井にはチャフウォールを塗料に使った健康空間の養生シートとテープの取り外しの最中です。
そして取り外したそばから電気屋さんがコンセントやスイッチを取り付けていました。
外部では水道業者が配水管や浄化槽の穴を掘削しています。
そして私が帰る間際には、トイレや洗面化粧台の設備が搬入されました。
予定では、16日に美装・チェックそして機械の運転や補修箇所の処置をした上で23日には
Kさんにお引渡しです。
今まで楽しみに家造りの現場を見ていたご家族、今度は快適な住まいをお楽しみいただけることだと確信しています。
大工仕事もあと少しで・


・・
二週間前にここで紹介した「日高の家」一応週に一度は現場に行っているのですが、見えなくなってしまう地味な仕事の連続だったために映像として紹介することができませんでした。
この家のこだわりはなんと言っても無垢の木材をそれも吟味された銘木を使ったことです。
それは必ずしも手の届かないような「特殊な木材を選んで」というわけではなく、人よりも少しだけ自宅に使う無垢の木材に関心を持つことから始まりました。
木材市場・建具や家具を作っている現場に御夫婦で仲良く出かけて、プロからその違いを直接説明されて、納得の上で選んだものが今、取り付けられ始めているのです。
そのうちの床柱は「日光杉」惚れ惚れするほどすばらしいものです。
木材市場で選んだ、無垢の板は「上がり框」「書斎のカウンター」「家事室のカウンター」に使われています。
和室の天井材は特注の秋田杉です。
無垢の天井板は源平といわれる板は二階和室、白い部分の無い赤みだけの板は一階和室と使い分けています。
玄関天井や和室広縁天井そしてホールの腰板は杉の無節を使っています。
表しの柱は大黒柱も含めて全て桧、(和室は吉野桧)それもほとんど節のない良材を使っています。
リビングの見える梁はこれも特注で挽かせた桧の無節が使われて、ここにもこだわりが・・・
日々すごす家だからこそ、自分の好きなものに囲まれていたいものです。
大工の仕事がなかなか進みません。


「柱と梁が見える」たったそれだけでも、現場で仕事をする大工さんにとっては普通の家に比べて何倍もの手間と時間そして技術が要求され、不注意で柱に傷をつけたり大工仕事の失敗などは許されないのです。
だから、とっても神経を使いながら工事をしています。
というわけで、現場に行ってみても「・・・・どこがすすんだの?」
朝早くから夕方遅くまで一生懸命に仕事をしているのに、現場の様子があまり変わったように見えないのです。
でも、そんな状況でも大工工事の締め切りは後二週間しかありません。
その間に秋田杉の無垢材を使った天井仕上げが二部屋も含まれているのです。
大変ですね・・・
そのほかの工事も順調にすすんでいて、湿度に反応する省エネ換気MSシステムの配管が
終わりました。
現在の住宅は昔の住宅に比べて複雑な配管や配線が増えています。
特に電気配線は、家の中に縦横に張り巡らされていて、その中に住む人は「電磁場の鳥かご」に常に暮らしていることになります。
人の体にも微細電流が流れているため、これらの電磁場の健康に対する影響が懸念されているのです。
中でも、「電場」はブレーカーを落とすか(となると現代生活は成り立ちませんが・・)
アースをとるしか方法がないのです。
となると、「アースをとる」発生する電場を地球に戻すしか方法はありません。
そこで、当社の家では「アース」をしているのです。
見た目のイメージに一工夫
住み心地を快適にしたい。
だから断熱・気密と床暖房は欠かせない。他にもこのお宅にはさまざまなこだわりと工夫があふれている。
一文字の瓦、外壁は左官屋さんが「塗り壁仕上げ」庇の長さも長くして建物の陰影を作る。
もちろん、使う木材には徹底的にこだわるのは言うまでもありません。
そんな家でも、たった一つだけやりたくても出来なかったこと・・・それは断熱・気密を考えたら玄関を和風の引き戸にできなかったことです。
現場でさまざまな家造りの思いや今までの事を聞かせていただいている中で、そのことに話が及びました。
たしかに断熱・気密と引き戸の玄関はまったく合いません。
そこで考えたのが、北海道など雪国の玄関を再現したらどうかということでした。
「風除け室」寒冷地では玄関の前に前室が作られています。
この目的とはまったく異なりますが、本物の玄関の前にデザイン的に希望する引き戸を取り付けることです。
デザインですから、ガラスはありません。
どんな様子になるのか、早速パースを作ります。
そして、決定。
特注で、玄関のデザインを引き立てる格子戸が作られる予定です。
冬は「暖かーい家に住みたい」これは切実な願いです。


瓦屋根の取り付けが完了したので、足場に上って屋根の様子を映してみました。
日本瓦のどっしりとした質感が、見ている私にもしっかりと伝わってきます。
南側の掃き出しの大きなサッシも取り付けられ、外部を覆う「遮熱防水シート」の取り付けが
始まりました。
ここまでくれば、雨がどんなに降っても内部が濡れることはありません。
現場の前に住んで毎日工事を楽しみに見ているKさん、何よりも「暖かーい」そんな家に住みたいといいます。
来年の一月、新居に越したら今の住まいとの違いがハッキリと体感できますね。
その暖かい家にする工事が進行中です。
その内部では、現場発泡ウレタンの施工が朝早くから始まっています。
住宅の多くは内側からグラスウールやロックウールなどで断熱をして、気密はビニールのバリアシートで確保することになります。
ところが、総二階のような簡単な建物ならともかく、外壁の凹凸や下屋があるとその部分の
気密工事はとっても難しくなれます。
それに比べて、現場発泡断熱材は複雑で工事の難しい場所の細かな隙間もくまなく埋め尽くしてくれるのです。
2階の屋根、部屋の内部の天井なども含めて、パンケーキのようなフワフワした断熱材が
覆い尽くして完了です。
もちろん「W断熱工事」です。
外断熱材も現場に到着して、来週から取り付け作業が始まります。
母大樹の家・・・日高・一文字瓦


サッシが一部を除いて取り付き、外部は構造用合板によって雨が入りにくい状況になりました。屋根の上には瓦が載せられ一部先端に付く一文字瓦の工事が始まっています。工事は進んでいるのですが、内部の大工仕事はどこがかわったのかわからない日々が続きます。
母大樹の家・・日高 サッシ取り付け



節のない桧の大黒柱と桧の梁が、養生してあった紙を剥がして見えてきました。
屋根の防水と外壁の構造合板一部サッシが納まりこれからは雨が降っても、安心です。
現場では、長島電気さんと大工さんそして屋根の上には、日本瓦の下地の準備に林田瓦工業さんが二人で作業をしています。
毎日毎日様子が変わってくる家を見ていると「家造りって楽しいな・・・」といつも感じています。
お客様に楽しませていただいている、こんな仕事は珍しいかもしれませんね。
感謝です。
母大樹の家の日高・・・・棟上です。




当社で桧の八寸大黒柱を六本も使った家を建てるのは初めてです。
お化粧材として完成後に室内に現れる八寸角の桧の大黒柱と特注製材した桧化粧梁、そして和室に使う15本の吉野桧の柱などに細心の注意を払って建てていかなければならないから、土台が終わっていれば一日で棟上という住宅現場が多い昨今、一週間もかかった棟上となってしまいました。
それだけ時間がかかったということは、これからの内部造作など大工仕事も含めた全ての工事にも言えることです。
そんな現場で大工さんは「大変だ、大変だ・・・」と言いながらも、仕事を楽しんでいます。
本物の住宅を作る機会が少なくなった昨今、このような現場で仕事ができることがうれしいのだと思います。
****隠れてしまう柱も国産杉4寸の乾燥材を使っているのですが、あまりにも大黒柱が太いため見た目には細く感じてしまいます。







